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高橋昌吾

高橋昌吾(タカハシショウゴ)です。中小企業のIT導入、DX、生成AI、AI活用について、やさしい言葉で発信しています。新しいツールを使う前に、今の業務の流れを見直すこと、社内で使い続けられる形を考えることを大切にしています。紙、Excel、連絡業務、確認作業など、身近なところから業務改善を考えるブログです。

DXという言葉に身構えてしまう経営者へ

私が普段やり取りしているのは、ITが専門ではない経営者の方々です。

「DXを進めたい」と思いつつ、何から手をつければいいのか分からない。
そんな声をよく聞きます。

DXは、特別な才能や大きな投資から始まるものではありません。
**日々の仕事の中にある小さな手間を見つけ、それを少しずつ手放していくこと**から始まります。

肩の力を抜いて読んでもらえたらと思います。

## まずは「毎日触っている作業」を眺める

たとえば、毎朝の在庫確認。
毎月の請求書づくり。
お客様への連絡。

こうした作業は、当たり前すぎて見過ごされがちです。

でも、当たり前になっている作業ほど、改善したときの効果が長く続きます。
一度仕組みを整えれば、その後ずっと楽になるからです。

私が経営者の方とお話しするときは、まずこの「毎日触っている作業」を一緒に書き出すところから始めます。

紙に書き出すだけでも、「これ、毎回やってたんだな」という気づきが出てきます。
その気づきが、最初の一歩になります。

## 経営者がIT導入で迷わないために

IT導入は、ツールを選ぶことから始まると思われがちです。

ですが、私は順番を逆にして考えています。

**先に「どの作業を楽にしたいか」を決める。**
そのうえで、その作業に合った道具を選ぶ。

この順番にするだけで、導入の判断がぐっとシンプルになります。

道具の機能をあれこれ比べていると、どれもよく見えて決められなくなります。
でも、自分の会社の困りごとが先にはっきりしていれば、選ぶ基準が明確になります。

「うちが楽にしたいのはこの作業だから、これで足りる」と、自信を持って判断できるようになります。

道具の比較は誰かに任せられても、この優先順位だけは経営者にしか決められません。

## 小さく試して、手応えを確かめる

最初から完璧を目指す必要はありません。

一つの作業を選んで、小さく試してみる。
うまくいけば、隣の作業へ広げていく。

この進め方なら、社内に大きな負担をかけずに前へ進めます。


## 「やめる」も改善のうち

改善というと、何かを足す話に思えるかもしれません。

でも、ムリにやり続けている作業をやめるのも、立派な改善です。

「これ、本当に毎回いるのかな」と一度立ち止まる。
そんな問いかけが、思わぬ余白を生むこともあります。
## 高橋昌吾が伝えたいこと

DXは、会社を別物に作り替えることではありません。

今ある仕事を、もう少しだけ気持ちよく回せるようにする。
その積み重ねが、結果として大きな変化につながっていきます。

私はこれからも、ITを専門用語ではなく、経営者の言葉に翻訳して届けていきたいと考えています。

まずは、毎日触っている作業を一つ思い浮かべるところから始めてみてください。

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